年たけて……2008年01月13日

自転車通勤の途中、幾つかのお寺さんがある。
お寺といえば大抵、目のつくところに何かお題目が掲げてあり、毎月その内容が替わる。
自転車に乗っている時の、僕の一番の楽しみの一つだ。
何故かこの「潮泉寺」さんは、よく西行の歌を掲げていらっしゃる。
いつも覚えようと思うのだが、忘れてしまう。ので、写真に撮ってみた。

 年たけて又こゆべしと思ひきや
      いのちなりけり小夜の中山

僕は西行に全然詳しくないけれど、『新古今集』に載っているこの歌は傑作と聞く。
西行は二度、小夜の中山に赴いている。一度目は30代、二度目は晩年(70代かな?)である。
それを知ってこの歌を読むと感慨深い。。。
「命なりけり」という言い切りなんて、全く、、、すごいなあ。

※一応、私の拙い現代語意訳をつけておきます。(汗)

年をとってからまたこの小夜の中山を越えるとは、あの若い頃は思いもしなかった。
命があるから又私はここに赴くことができた。又ここを越えることができるのは、命あるからなのだ。