餓死とは…… ― 2007年07月14日
北九州市は一体どうなっているんでしょう??
ネット上の新聞へのリンクです。
朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0711/SEB200707110049.html
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070711i416.htm?from=main4
読売新聞九州版
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/040/040_070712.htm
毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/seibu/shakai/news/20070712ddp041040017000c.html
西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20070712/20070712_015.shtml
どう考えても北九州市の説明はおかしい。
この記事を読んで心の中がギュッとしたので、あえて“挑戦的な”書き方をすると、北九州市の行政職員によって、少なくともこの3年で、3人の“殺人”が行われました。
☆朝日新聞では……
小倉北区役所の常藤秀輝・保護1課長は「辞退届は本人が自発的に出したもの。男性は生活保護制度を活用して再出発したモデルケースで、対応に問題はなかったが、亡くなったことは非常に残念」と話している。
☆読売新聞では……
同市の三崎利彦・保護課長は「対応は適切。亡くなったのは残念だが、保護を打ち切った後のことで、市の保護行政とは直接関係はない」としている。
☆読売新聞九州版では……
会見した菊本誓・同区参事は「保護開始から打ち切りまでの流れはモデルケースと言えるほど適切だった」と説明。三崎利彦・市保護課長は「担当職員は威圧的な態度を取っておらず、男性も反発しなかった」とした上で、「打ち切り時も『困ったことがあったらまた来てほしい』と呼びかけた。今回の死亡は生活保護行政と関係ない」と、市側の責任を全面否定した。
☆毎日新聞では……
市によると、主治医が2月末に「就労に問題はない」と診断した。三崎利彦・市保護課長は「働けるのであれば就労を指導するのは当然。無理強いはしておらず誤った措置はなかった。『困ったことがあれば来訪を』と伝えていたので、日記の記述は意外だった」と話した。
☆西日本新聞では……
市は「男性が働けると判断した。生活保護の廃止は適切だった。廃止後のことは把握していない」と話している。
……といった無責任な言葉が並んでいる。
まるで他人事である。いや、彼らにとっては実際に他人事なのかもしれない。自分たちは生活保護にかかることはないと信じているだろうし、今、大きすぎる程に問題になっている“年金問題”にしても、(公務員の)共済年金については保護されてきたし、これからも保護しようとするだろう。
ミート社の問題は確かに恐ろしい問題だが、語弊を恐れずに書くと、これまで社会保険庁がしてきたことに比べれば、小さく感じるほどだ。ねんきん機構か何かにするというけれども、職員は“同じ”である。(因みに、給与は上がり、立場は公務員と同等の扱いである。)
納付年金をそのまま使い込んだ者もいるという。それだけでも、民間企業なら、馘首されるのは当然で、刑事事件と民事事件に発展してもおかしくない。
話がそれてしまいました。。。m(_ _;)m
人ひとりが自分たちの責任で“死”に至ったというのに、まるで何も“感じていない”かのような言葉たち。。。
北九州市(福祉課)のホームページを見てみたら分かるだろう。昨年の殺人事件……いえ、餓死事件について、特別の反省をするような内容ではない。
このような理不尽な話は、実は、探せば沢山たくさん出てくる。
今回はこの一件を取り上げたけれども、日本の福祉政策は“誰のため”かが全く理解できない。そう思えてくる。
(その文脈で書けば、年金も一体“誰のため”の制度なのか?)
責任者も見えてこない。官僚・公務員システムは複雑に作られている。
少なくとも、北九州市長は責任者である。
最後に、北九州市長・北橋健治氏への市長直通メールというのがあるので、それにリンクしておきます。
https://www.city.kitakyushu.jp/page/form/form-e-6.html
また、北九州市役所の所在等も記しておきます。
この秘書室というのが、市長への直通と同じように扱われているようです。
〒803-8501 福岡県北九州市小倉北区城内1番1号
北九州市市長秘書室
電話:093-582-2127
FAX:093-562-0710
hisho@mail2.city.kitakyushu.jp
北九州市のサイト(www.city.kitakyushu.jp)からフォームを使えば、
・北九州市総務市民局市民部広聴課
・北九州市小倉北福祉事務所長・菊本誓氏
・北九州市小倉北福祉事務所保護第一課長・常藤秀輝氏
各宛先に文章が送れるようです。
※近く、抗議文を送りたいと考えています。。。
コメント
_ yuki ― 2007年07月17日 01:47
_ ぴろ ― 2007年07月17日 14:05
>ゆっくり激昂しながら
どんな激昂なんでしょうね(笑)
余りに誰も無関心でいると、死んだ人もむくわれないじゃないですか。。。
と思ってしまいます。
もし僕が死んだとして、それが国や行政に大きな責任があったとしても、誰も気にもかけず、またそれが繰り返されるような国、、、とてもじゃないですが、「美しい」なんて恥ずかしくて、口にも出せませんねぇ〜(ーー;)
_ ぴろ ― 2007年07月17日 15:53
「生活保護法解釈誤り、不当な運用 北九州市」
http://www.asahi.com/life/update/0716/SEB200707160078.html
「生活保護、不法に廃止 収入など調べず 北九州の孤独死」
http://www.asahi.com/national/update/0714/SEB200707130072.html
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書きたいこと一杯あるのですが、
書き出したら止まらなくなりそう。。
ぴろさんとゆっくり激昂しながら
話がしたいです。
ゆっくり激昂しなが・・・って表現も
何か変ですね。(^^:
とにかく今の世の中、自覚の無い人、無責任な人たちが
多くなってしまっているような気がします。
「なあなあ」「まあまあ」で済ませていたら、
もっと大変なことになりますよね。。