ナイロン100%〜戸川純! ― 2008年07月13日

かくいう僕も余り詳しいことは知らないのだが、「ナイロン100%」
というカフェがあり、そこに色々なミュージシャンをはじめとする
アーティストが集まっていた。
今回行われたのは、そのカフェができて30周年を記念するライブだ。
2日間にわたって行われたのだが、何と言っても!
僕(達)の一番の目的は戸川純ちゃんの出演である。
戸川純ちゃんは、僕以上にこんこんしゃんが好きだけれども、これでも僕も純ちゃんのファンだ。
純ちゃん以外にも、サエキけんぞうさんや近田春夫さん、ヒカシューも
出演するのだから、何とも豪華なライブだ♪(=^ ^=)
場所は「代官山 unit」で、ここも東京にいる間に一度行ってみたかった。
7/9-10に行われたイベントの2日目だった。
ああ、何と気持ちいいライブだったか! 東京の良さは、こうしたライブがあるところだ。
それ以外に何をもって東京の一番の良さと言えるだろうか!
生でサエキさんの音楽を聴けたし、生・巻上公一さんも見れた!!
東京ブラボーというバンドのゲストは、近田さんと、いとうせいこうさん♪
たしかに……、オールスタンディングで5時間満員電車状態は、
僕達の足腰に大きなダメージを与えたけれども(^^;
最後、大トリの純ちゃんが出てきたら、全て忘れて聴き入り見入ってしまった。
こんこんしゃんも涙が出てきたようだが、僕も、実は泣いてしまった。
ほんものが見れて嬉しかったし、やっぱり彼女の歌が素晴らしい。
戸川純ちゃんは、女性ミュージシャンとして、特にヴォーカリストとして無二の存在だ。
今まで彼女のようなミュージシャンはいなかっただろうし、これからも出てくるとは思えない。
繊細で痛々しくて切ないけれど、何かが壊れていて突き抜けていて強力なのだ。
椎名林檎さんがよく似ていると言われるけれど、恐らく全く違う。
僕は、むしろビョークの方が近いのではないかと感じている。
実は、スペースポンチ、東京ブラボーの2グループは、ちょっと退屈に感じた。
ヒカシューはさすが!の演奏。音楽も含めてそのパフォーマンスは、まさにプロだった。
巻上さんのパフォーマンスがあんなに面白くて、ぴょんぴょんとポップだったとは。
戸川純ちゃんは、最近めっきりライブ活動の情報がないと思っていたら、
腰と脚を負傷して、入院していたらしい。
今回のライブでも、杖をついて出てきたので、それが痛々しかった。
しかし、何てサービス精神のある方だろう、アンコールを2回もしてくれて、
最後は、かの「パンク蛹化の女」を、(椅子に座らず)立ち上がって歌ってくれた……。
5時間ノンストップのスタンディング満員電車状態で、体力が危なかったけれども、
素晴らしいライブを体験できた。
意外に思ったのは年齢層だ。30代から40代が多いかと思っていたが、
実際にはかなり20代の人達もいたのではないだろうか。
もう一つ、最後の戸川純ちゃんの出番になると、突然後ろからぐいぐい押されて、
何事かと思ったら、皆が前に集まってきていたようだった。
押しつぶされそうになりながら、彼女の音に聴き入る。
パンク、ニューウェイブ、ロックは過去のものと言われて久しいけれど、
パンクでニューウェイブでロックな音楽がそこにあったし、
こうしたジャンルの名前はいつでも消去して結構だが、
消去できない核としての音楽は確実に存在する。
そんな現象は既に、テクノポップやらアンビエントといったジャンル分けで実証済みだ。
そんなこんなで、圧倒された時間でした。。。(^ ^)
※本当は写真掲載は良くないと思うのですが、
遠景でピンボケですので、良しとして下さい。。。m(_ _;)m
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